文部科学省科学技術・学術総括官が来学し 本学の「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」に関する意見交換を行いました
6月19日、文部科学省科学技術・学術政策局の先﨑卓歩科学技術・学術総括官らが来学し、令和6年度に本学が採択された文部科学省「地域中核・特色ある研究大学強化促進事業(J-PEAKS)」の取組に関して意見交換を行いました。
先﨑総括官らは、旭町キャンパスを訪問し、牛木辰男学長、川端和重理事(総括・社会連携担当)、末吉邦理事(研究・大学院担当)らと同事業における本学の取組に関する意見交換を行いました。
意見交換では、牛木学長から本事業を通じて将来ビジョン2030を発展させ、「“脳といのち”及び“食と健康”のイノベーションを創出する研究拠点」の形成を目指す構想について、川端理事からUniversity Administrator制度(以下、UA制度)の組織化等について説明を行ったのち、成果指標やUA制度に関する質疑応答を通じて様々な意見交換を行いました。また、3名のUAより「コメ共創イノベーションプロジェクト」「おいしさDX共創イノベーションプロジェクト」「“脳といのち”領域における活動」に関する紹介を行い、先﨑総括官からは、それぞれのUAの取組について非常に強い独自性を感じるとのコメントをいただきました。また技術職員に関する課題などについても本学の現状を説明し、他大学の事例なども含め、職階や評価などの在り方について意見交換を行いました。
つづいて脳研究所に移動し、同研究所の柿田明美教授から研究所の概要や、病理学分野の研究活動、ブレインバンクの取組について紹介を行い、実際に保管されている病理標本や、生鮮凍結脳を保存しているフリーザー室、剖検脳の切り出しを行うブレインカッティングルームなどの視察を行いました。
本学では、今後もJ-PEAKSの事業を通じて、地域が頼りにし世界に貢献する研究成果の創出と社会実装を加速します。あわせて、若手人材が活躍できる環境を整備し、独自のUA制度を拡充することで、教職員が能力を最大限に発揮できる魅力的な職場を構築します。

意見交換会の様子

先﨑卓歩科学技術・学術総括官

関係施設の見学

フリーザー室について説明する柿田明美教授
本件に関するお問い合わせ先
研究推進課地域中核研究強化促進室
E-mail kenkyukyoten@adm.niigata-u.ac.jp