医歯学総合病院に「にいがた脳心センター」を開設。開設式を執り行いました
本学医歯学総合病院は、新潟県民の主な死因にもなっている心疾患や脳血管疾患に関する治療の支援を、県や市、医師会等と連携しながら多角的に行う「新潟県脳卒中・心臓病等総合支援センター(通称:にいがた脳心センター)」を7月に同病院内に開設することに伴い、7月2日に外来診療棟エントランスにて開設式を執り行いました。
開設式には、花角英世新潟県知事、中原八一新潟市長、堂前洋一郎新潟県医師会長のご出席を賜り、それぞれからご挨拶にてセンターへの期待の言葉を頂戴しました。
その後、本学の牛木学長、菊地医歯学総合病院長らがご挨拶し、引き続き同センターの猪又孝元センター長によるセンターの概要について説明が行われ、「新潟に住んでよかったと思ってもらえる循環器診療を目指したい」と決意が語られました。
最後に出席者によるテープカットが行われ、会場は大きな拍手に包まれました。
同センターは、2024年3月に策定された新潟県循環器病対策推進計画の一環として、同病院が2025年3月に厚生労働省の「脳卒中・心臓病等総合支援センターモデル事業」*に採択されたのを受けて開設するものです。同センターが県内の医療機関との勉強会開催や情報提供を行い、新たな循環器病ネットワークの中心的な役割を担うことにより、新潟県全体における患者支援体制の充実を図ってまいります。
*【脳卒中・心臓病等総合支援センターモデル事業】
循環器病対策推進基本計画において、脳卒中・心臓病等(循環器病)患者を中心とした包括的な支援体制を構築するため、多職種が連携して、総合的な取組を進めることとしていますが、これまでに都道府県が医療計画などで実施している対策よりも幅広い内容であり、各医療施設で個々の取組はされているものの情報が行き渡っているとはいえず、全ての支援について、十分なレベルで提供することに対して課題がありました。
この取組を効果的に推進するため、専門的な知識を有し、地域の情報提供等の中心的な役割を担う医療機関に脳卒中・心臓病等総合支援センターを配置し、都道府県等と連携しつつ、地域の医療機関と勉強会や支援方法などの情報提供を行うなど協力体制を強化し、包括的な支援体制を構築することにより、地域全体の患者支援体制の充実を図ることを目的としています。




本件に関するお問い合わせ先
医歯学総合病院総務課
E-mail byoinsoumu@adm.niigata-u.ac.jp