新潟DMATの実働訓練を実施しました
本学医学部災害医療教育センターは新潟県と連携し、災害時の医療搬送拠点であるSCU(Staging Care Unit)の設置および運営能力向上を目的として、「令和7年度新潟空港SCU設置・運営訓練」を9月12日に実施しました。訓練には、本学医歯学総合病院をはじめ、県内の医療機関から約60名のDMAT※隊員が参加しました。
今回の訓練は、新潟県内で大規模災害が発生し、被災地内の医療機関で医療提供が困難になった患者さんを被災地外の医療機関へと移送するための拠点(SCU)を新潟空港に設置するという想定で実施されました。患者さんの受け入れから搬送までの体制や、現場運営の手順について、実践的な確認と検証を行い、有事の際の円滑な運用に向けた課題の整理と対応力の向上を図りました。
※DMAT(Disaster Medical Assistance Team):災害の急性期(発災後概ね48 時間以内)に災害現場等に迅速に駆けつけ、救命処置等の活動を行うための専門的な訓練を受けた災害派遣医療チーム。新潟県内で発生した大規模災害において活動する災害派遣医療チームを「新潟DMAT」と呼んでいます。
災害医療教育センターの中込悠特任講師による訓練の説明
災害医療教育センターの高橋昌特任教授がSCU設置訓練で指導する様子
患者さんの搬入シミュレーションの様子本件に関するお問い合わせ先
広報事務室
E-mail pr-office@adm.niigata-u.ac.jp
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