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「燕三条 工場の祭典2025」にて学生が地元企業と共同制作したアート作品を発表しました

2025年10月15日 水曜日 トピックス

10月2日から5日に開催された「燕三条 工場の祭典2025」において、本学工学部人間支援感性科学プログラム・三村研究室の学生3名が、地元企業と共同で「五感で魅せるアートプロジェクト 工場アート」と題した2点の作品を制作・展示しました。

今回の作品では、学生がデザインおよび照明制作を担当し、それに合わせて企業が材料の加工を行うことで、作品として形になりました。学生たちは何度も共同制作企業の工場に足を運び、作品の構造や制作方法について綿密に話し合いを重ねながら、完成へと導きました。

共同制作のひとつ目は、熊倉シャーリング有限会社と協力して制作した「Bloom」です。本作品では、タレットパンチプレスと曲げ加工を主な技術として用い、平面の金属が立体へと立ち上がっていく様子を、燕市の木である桜をモチーフに表現しました。作品内部では、職人の呼吸のリズムに合わせて光が点滅し、機械の動作音を加工した音楽が流れることで、工場の生命感を感じられる空間を創出しています。

ふたつ目の作品は、シンワ測定株式会社と共同で制作した「『はかるもの』への情熱 過去~未来へ」です。本作品では、テーパーゲージや直尺の端材を用いて、長年にわたり受け継がれてきた「はかる」という営みの証と、技術の軌跡を形にしました。ゆっくりと点滅する光によって、工場に込められた情熱を静かに表現しています。

制作に携わった学生は、「大学で学んだ知識を実際のものづくりに活かせたことがうれしかったです。一緒に制作した企業の方々が親身に関わってくださり、安心して楽しく取り組むことができました。」と語っています。

本学では、今後も地域産業との連携を深め、学生が学びを実社会で試す機会を広げていきます。

熊倉シャーリング集合写真左から、三村友子准教授、瀧澤よつばさん(工学部3年)、本間眞琴さん(工学部4年)、熊倉シャーリング有限会社 熊倉正人代表取締役社長
熊倉シャーリング作品桜の木をモチーフにした作品「Bloom」
シンワ測定集合写真左から、三村友子准教授、奥山海翔さん(工学部4年) 、シンワ測定株式会社マーケティング部カスタマーリレーション課 大原雅之課長
シンワ測定作品測定工具の端材を用いた作品「『はかるもの』への情熱 過去~未来へ」

本件に関するお問い合わせ先

広報事務室
E-mail pr-office@adm.niigata-u.ac.jp

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