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    幸福をめぐるプラトンの思索 ー『国家』そして『ピレボス』ー

第47回 新潟哲学思想セミナー(NiiPhiS)
幸福をめぐるプラトンの思索 ー『国家』そして『ピレボス』ー

2025年12月6日 土曜日 講演会等

コンセプト

今回の新潟哲学思想セミナー(NiiPhiS)では、荻原理氏をゲストにお迎えします。講演会「幸福をめぐるプラトンの思索――『国家』そして『ピレボス』――」のほか、鍵となるプラトンのいくつかのテキストについて、ギリシア語原文と日本語訳を用いたリーディング・セミナーを行います。
プラトン『国家』における幸福と徳・悪徳との関係、ならびに『ピレボス』における幸福と知や快楽との関係は、ゲストがこれまで取り組んできたプラトン研究の二つの柱であり、今回の講演会はこれらを総合する野心的な内容となることが期待されます。また、NiiPhiSの研究会としての特徴に鑑み、現代に生きるわれわれがプラトンの立場に対してどのような態度をとるべきか、そしてそれを受け入れることは(なぜ)できるのかという視点も重視されます。 加えて、リーディング・セミナーでは、プラトンのテキストがいかなる仕方で複数の解釈可能性を許容するのか、そして魂と幸福をめぐるプラトンの立場を考えるに際してどのような解釈上の問題を生じさせるのかを本学の教員や学生、社会人を含めて一緒に考えることができます。

登壇者: ゲスト:萩原 理(東北大学)
司会:安田 将(新潟大学)
日時: 2025年12⽉6⽇(土曜日)15:00~18:00 ※延長あり
プログラム: 第1部 リーディング・セミナー 15:00〜16:20
第2部 講演会         16:40〜18:00 ※延長あり
会場: 「NINNO3(ニーノスリー)会議室」 Room C
NINNO3ホームページ
アクセスマップ
対象者: どなたでも
参加費: 無料
参加申込: こちらの申し込みフォームからお申し込みください。
※当日受付も可能ですが、準備の都合上、できるかぎり事前申込みをお願いいたします。
主催: 新潟大学人文学部
共催: 新潟大学人文学部附置 地域文化連携センター

ゲストプロフィール

萩原 理
1967年生まれ。埼玉県出身。東京大学文学部卒、東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学、米国ペンシルヴェニア大学大学院博士課程修了(PhD.)。現在、東北大学大学院文学研究科教授。専攻は、西洋古代哲学。共著書にPlato’s Philebus (Oxford University Press, 2019), Plato’s Phaedo (Academia Verlag, 2018), Presocratics and Plato (Parmenides Publishing, 2013)、著書に『マクダウェルの倫理学 『徳と理性』を読む』(勁草書房, 2019年)。
★近刊予定(訳書) プラトン『ピレボス』(光文社古典新訳文庫)

新潟哲学思想セミナー(NiiPhiS)とは

新潟哲学思想セミナー(Niigata Philosophy Seminar:通称 NiiPhiS[ニーフィス])とは2009年に本学を中心に立ちあがった公開セミナーです。新潟における知の交流の場となるよう、毎回、精力的にご活躍の講師をお招きして、哲学・思想にまつわる諸問題に積極的に取り組んでいきます。参加費不要です。どなたでもご自由にご参加ください。

本件に関するお問合せ先

人文学部
准教授 安田将
※ポスター内のアドレスへメールでお問い合わせください。

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