本学の学生が高齢者交通安全サポーター”NUTS”に任命されました
平成28年6月15日(水),新潟県警察と本学が連携した高齢者交通安全サポーター,Niigata University Traffic safety Supporters,通称”NUTS(ナッツ)”の任命式を県警本部にて実施しました。
これは,若者世代から高齢者への交通安全を呼び掛けることで,高齢者の交通安全意識を向上させるとともに,活動に関わる学生が交通安全活動の新たな担い手として,社会貢献意識の高揚を図ることを目的として実施されるものです。NUTSには、本学教育学部村山准教授の研究室に所属する大学院生と交通安全に関心を持つ有志の学生の9人が任命されました。村山研究室では,新潟県警と連携して,高齢者の運動機能の観点から交通事故防止に取り組む「新潟プロジェクト」も実施しています。
任命式では新潟県警交通部長から一人ひとりに任命状とNUTSのネームプレートが手渡され,「交通事故は減少傾向にあるものの事故により命を落とす方も少なくなく,その7割が高齢者。若い世代のみなさんから声がけをすることで高齢者の方々は耳を傾けてくれる。現在のみなさんの生活があるのも今まで頑張ってこられた高齢者の方々のおかげ。恩返しのつもりでぜひ若い力を注いで欲しい」との話があると学生の表情は一層引き締まった様子でした。
そのあと代表学生から「新潟大学生の活動が,若者の地域社会への貢献活動の模範となることでその輪が広がり,安心安全な社会の実現の一助となるよう一生懸命がんばりたい」と高らかに,かつ力強く決意表明が行われました。
また,任命式の前には研修会が行われ,身体に重りを付けたり,バンドやゴーグルにて姿勢や視野の動きに制約を加えたうえで,交通安全シュミレーターを用い,高齢者が日頃どのような状況で道路を横断するのかなどを学生自身が体験し,その上で高齢者にどのような説明をするかを検討しました。
「高齢者の動きを疑似体験し,高齢者の方が道路を横断するだけでも大変なことに驚いた。高齢者の方の中には耳も遠い方もいらっしゃるので,どのような伝え方をすればよいか工夫したい。」とサポーター学生。
サポーター学生の任期は1年で,今後,県警が実施する交通安全啓発イベント等において活動します。
(直近では,7月8日(金)に新潟テルサで開催される「県民交通安全フェア」に参加を予定)
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