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【学長から学生の皆さんへ】長期化するコロナ禍を乗り切るために(2020年5月22日掲載)

2020年05月22日 金曜日 お知らせ

新潟大学長 牛木辰男

新型コロナウイルスの感染拡大により、新学期の授業のスタートが2週間遅れ、さらに第1学期は非対面型の授業形式で行うことになりました。4月16日に日本政府から出された緊急事態宣言の中で4月20日に新学期をスタートし、ゴールデンウイークも授業を行い、1か月が過ぎました。そろそろ学生の皆さんも疲れや不安がたまり始めているのではないかと思います。

この間、政府が5月14日に、東京を含む8都道府県を除いた39県の緊急事態宣言を解除しましたし、残りの都道府県も5月中には緊急事態宣言の解除となる雰囲気になってきています。しかしながら、新型コロナウイルス感染が収まったわけではなく、極めて微妙な局面に差しかかっているのは、皆さんも様々な報道やメディアを通して感じているのではないでしょうか。実際に世界では毎日10万人レベルで感染者数が増加しており、感染の拡大に歯止めがかからないでいるのが現状です。

新型コロナウイルス感染症の今後の動向については、国内外の各種機関から様々な見解が示されています。しかし、共通するのは、治療薬やワクチンが開発され実用化されるまでは感染の収束は見られないという点です。治療薬やワクチンの実用化は最低でも12か月以上必要と考えられますから、このコロナ禍は最低1年、おそらく2年ほど続くことになります。それまでは、うまくコントロールできたとしても、だらだらと感染の小さな波の繰り返しが続くのではないかと思いますし、あるいは対策を間違えれば、今より大きな第2波、第3波が訪れることが想像されています。今はいったん見かけ上は小康状態にありますが、感染拡大予防対策を緩めると、いつまた感染者が増加するとも限らない、新潟においてもそんな状況にあるといえるでしょう。

したがって、学生の皆さんには、政府の専門家会議が提案する「新しい生活様式」を意識した行動をお願いします。
厚生労働省NHK特別サイト新潟県

アルバイトをする際には、3密を避けてください。居酒屋、ナイトクラブでのアルバイトは禁止します。その他、接客、対面となる業種については、感染防止対策を十分にとられているものを選ぶようにしてください。

第1学期の授業は非対面型授業を続けます。級友に会えないのはもどかしいと思いますが、オンラインやメール等を上手に使って、新しい形で絆を強めてください。今後、感染状況を見ながら、6月以降に、可能な範囲で、実験・実習科目の一部の履修や、課外活動の一部の再開を探ります。ホームページや学部からの通知に注意してください。

この感染は長期化することが予想されますから、皆さんに経済的な問題が生じないか心配しています。これまでできたアルバイトができなくなって経済的に困ることも出てくると思います。また、皆さんの保護者の方々の急激な収入減により、学費の納入が難しくなったり、仕送りが難しくなったりすることも生じると思います。あるいはすでに生じている人もいるかもしれません。これらに対する経済支援も含めた本学独自の新たな学生支援「新潟大学新型コロナ対策緊急学生サポートパッケージ」を用意しました。これは、短期から中長期までを考えた皆さんへの学修支援のみならず経済的な支援を行うものです。その他、新型コロナウイルス感染症による様々な問題が皆さんに生じる可能性があります。困ったと感じたら新型コロナ対策緊急学生サポート窓口」に気軽にご相談ください。

また、ストレスや不安を感じたら、いつでも信頼できる人や友人に相談してください。決して一人ではないと思ってください。そして、一方で、こうした中にあっても、皆さんの知的好奇心を伸ばして、実りある生活を送ってほしいと思います。

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