起業家のメンタリングのもとで学生が起業アイデアを練るワークショップがアントレプレナーシップの授業で実施されました
工学部協創経営プログラム2年生向けに開講されている「アントレプレナーシップⅡ」(担当教員:工学部 長尾雅信准教授ほか)の授業は、開講以来、県庁や起業支援機関、起業家と連携して行われており、学生たちは起業をする上で欠かせない手順、社会や顧客を分析する手法を学んでいます。5月21日(金)には、新潟ベンチャーキャピタル株式会社との協働で、本学出身や新潟県にゆかりのある若手起業家の方々や、「にいがた創業支援プラットフォーム」に参加し、起業家を育成するための「民間スタートアップ拠点」を運営する県内各地の起業家の方々をお迎えして、学生たちに起業アイデアを練ってもらうワークショップ等がオンラインで実施されました。
アントレプレナーシップ(entrepreneurship)とは、単なる起業家精神にとどまらず、着想、計画、実現、継続、発展を成し遂げるための全てのプロセスと心構えを指すものとされています。ディスカッションやプレゼンテーションの機会が多く盛り込まれ、学生の自律的で主体的な学びを引き出しているのも、この授業の特徴です。今回は、オンラインの特性を十分に活かした内容となるよう企画されました。
授業前半では、新潟ベンチャーキャピタル株式会社の進行のもと、若手起業家及び民間スタートアップ拠点の起業家の方々から、事業内容、起業のエピソード、各拠点等の紹介がありました。
授業後半では、学生とメンターとなる起業家の方のチームを5チームつくり、テーマ別(「コロナ禍の観光」「コロナ禍のワーケーション」「コロナ禍の関係人口促進」「コロナ禍の空き家」「コロナ禍の飲食店」)に起業アイデアを練るワークショップが行われました。アイスブレイクから始まり、メンターの方々の適切なアドバイスにサポートされながら、どのチームでも活発に議論が展開されました。ワークショップ後は、各チームの学生による発表、そして長尾准教授の講評と、新潟ベンチャーキャピタル株式会社の永瀬俊彦代表取締役社長による総評がありました。
授業を終え、授業担当の長尾准教授は、「各社の協力のもと、新潟県内の多様な起業スタイルと支援の場があることを学生に実感してもらうことができた。オンラインならではの魅力あるワークショップも実現できた」と話していました。また、受講した学生からは「チーム内で仲間と解決策を提案しあう過程がおもしろく、学ぶことが多かった。」「メンターの方の的確なアドバイスに助けられた。学生たちが発言しやすい雰囲気をつくってくれた。」との感想が聞かれました。
授業にご協力いただいた起業家の方々
- フラー株式会社 渋谷修太氏
- 株式会社Riparia(リペリア) 室田雅貴氏
- 株式会社プロッセル 横山和輝氏
- 株式会社スナップ新潟(sn@p) 逸見覚氏
- taneCREATIVE株式会社 榎崇斗氏
- HARDOFF Startup Shibata(HSS) 松岡永璃子氏
- 株式会社北信越地域資源研究所(フルサット) 平原匡氏
- 一般社団法人新潟県起業支援センターCLIP(クリップ)長岡 高橋秀明氏
- 株式会社MGNET(マグネット) 佐野大輔氏
- 有限会社瀧長商店(アスト) 滝沢梢氏



本件に関するお問い合わせ先
工学部 長尾雅信准教授
E-mail nagao(アットマーク)eng.niigata-u.ac.jp
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