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本学人文社会科学系の村山敏夫准教授が「第6回日本オープンイノベーション大賞」にて選考委員会特別賞を受賞しました

2024年02月20日 火曜日 トピックス

本学人文社会科学系の村山敏夫准教授が、内閣府が主催する「第6回日本オープンイノベーション大賞」にて、選考委員会特別賞(大学の知の社会実装に向けて産学官等を繋ぐ人材・組織の取組への表彰)を受賞しました。授賞式は、2024年年2月14日に、内閣府(東京都)にて行われました。

「日本オープンイノベーション大賞」は、ロールモデルとなる先導的又は独創的な取組の表彰と発信により、オープンイノベーションをさらに普及させ、我が国のイノベーション創出を加速することを目的として、優れた取組を行っている企業・団体・自治体を対象とした全国的な賞で、このたび村山准教授が立ち上げた交通安全プロジェクトが、選考委員会特別賞(大学の知の社会実装に向けて産学官等を繋ぐ人材・組織の取組への表彰)に選ばれました。

子どもや高齢者が“悲惨な事故(フェイタリティ)”に遭わない交通社会の実現を目指し、村山研究室と警察が連携。高齢者の運動機能や運転行動、事故データ等を収集・解析・活用して具体的な対策を提案・実行することで、交通事故削減、地域社会活性化等の社会的効果を高めるとともに、全国各地に水平展開できる持続可能なゼロフェイタリティ支援ツールの開発を目指しました。村山研究室は、事故データの解析や運転者の行動の研究を通じて具体的な対策を提案し、運転支援技術、事故予測モデル、交通シミュレーションなどの技術を開発することで実用的な交通安全支援ツールを開発・提供します。新潟県警察本部は、交通事故の原因やパターンを調査・分析して事故傾向を把握し、対策の根拠を示すとともに、交通安全キャンペーンや教育プログラムを通じて地域住民に交通安全の重要性を広く啓発します。このプロジェクトによって、県内での事故多発地点での事故発生数が前年度9件から0件へと減少し、交通安全活動では70回を超える取組と、900名を超える地域住民からの参加がありました。

本プロジェクトは、大学と警察が参画して「技術と教育によるゼロ・フェイタリティな交通社会の実現」を目指した点が画期的であり、課題の意義は高く一定の成果もみられ、地域発として社会的価値のある取組であったとして、大学研究室と県警本部との役割分担が明確で、警察庁長官賞等の数多くの受賞歴も有している点などが評価され、このたびの受賞となりました。

本学は、今後も教育研究成果の社会実装を通じて、社会課題の解決を目指す取組を展開してまいります。

受賞概要

受賞名:第6回日本オープンイノベーション大賞
    「選考委員会特別賞(大学の知の社会実装に向けて産学官等を繋ぐ人材・組織の取組への表彰)」
タイトル:技術と教育によるゼロ・フェイタリティな交通社会の実現-安全な未来とまちづくりデザイン-

本件に関するお問い合わせ先

教育学部
准教授 村山敏夫
電話 025-262-7076
E-mail murayama@ed.niigata-u.ac.jp

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