日本全国および新潟県を対象とした時間単位の降積雪量分布図の公開しました
日本は,冬型気圧配置のみならず,日本近海で急速に発達する低気圧に伴う突発的な大雪によって,深刻な人的被害やライフライン等の被害が全国規模で繰り返されています。新潟大学災害・復興科学研究所では,これまで公開してきた日単位の積雪深分布図に加えて,上記のような激しい降雪現象に特化した短期集中的な降積雪量を詳細に把握するため,京都大学大学院工学研究科と共同で2016年12月30日より時間単位の降積雪量分布図を新たに公開いたしました。
このサイトでは,気象庁をはじめ,国土交通省,地方自治体,大学,研究機関など,様々な機関で観測された積雪深データに基づき,「準リアルタイム積雪分布監視システム」で作成された日本全域および新潟県の1時間ごとの積雪深分布図を配信しています。さらに,積雪深の1時間データを活用した一定時間間隔(1時間,3時間,6時間)の降雪量分布図も公開しています。短期集中的な降雪は,道路や鉄道の大規模交通障害,雪崩,屋根雪や除雪作業中の事故の危険度を著しく高めます。降雪量分布図は積雪が急増している地域を把握するための有用な情報になります。下記リンクよりご活用ください。
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