トキ・コウノトリのMHC領域のゲノム構造を明らかにしました
希少動物であるトキ・コウノトリの保全においては、遺伝的多様性の把握と維持が重要な課題となっています。
本学研究推進機構 朱鷺・自然再生学研究センターの祝前博明特任教授・本学農学部の山田宜永教授らの研究グループは、極めて多型性が高く、鳥インフルエンザなどの感染症に対する抵抗性や様々な環境への適応性において、重要なはたらきをする主要組織適合遺伝子複合体領域のトキ・コウノトリにおけるゲノム構造と日本トキ・コウノトリ集団の始祖個体での多様性を明らかにしました。
これらは、トキ・コウノトリの保全のみならず、鳥類の進化を探る上でも重要な知見となるものです。
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