平成29年度 総務省「戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)研究開発課題」に採択されました
総務省による情報通信分野の競争的資金「戦略的情報通信研究開発推進事業 (SCOPE)」の平成29年度研究開発課題(先進的電波有効利用型)の公募において,新潟大学(農学部Whitaker Andrew准教授,工学部寒川雅之准教授)と株式会社イートラスト(新潟県長岡市)の共同研究開発提案が採択されました。詳細は下記のとおりです。
課題名:「76GHzミリ波レーダーとLPWAを用いた防災IoT・環境モニタリングの研究開発」
本研究では,IoTとクラウド技術を活用し,多地点からデータを収集し災害発生の予測と的確に防災情報を発信するシステムの実現を目指します。自動運転用としての国際標準化と低価格化が進んでいる76GHz車載レーダーの技術を使い,様々な用途に使える安価で高精度な環境センサーと,そのデータをLPWA(省電力広域無線)を介してクラウドでモニターするシステムを開発する計画です。まずフェーズⅠでは,世界的に深刻化する河川水害にフォーカスし,レーダー水位計とクラウド広域環境モニタリングシステムを開発します。国や都道府県だけではなく自治体や海外(発展途上国)へも普及できるものを目指し,様々な地域の防災力向上に貢献するとともに,日本のICTの国際標準化にも寄与できると考えています。
関連リンク
- 情報通信分野の研究開発課題3件が信越管内から採択(総務省HP)
- 戦略的情報通信研究開発推進事業(SCOPE)の平成29年度研究開発課題の公募の結果(総務省HP)
- 【重点領域型研究開発】[6課題](PDF:472KB)(総務省HP)
他のニュースも読む
-
研究成果 2024年05月14日
新規結核ブースターワクチン候補分子の提案-結核菌生来の翻訳後修飾を有する蛋白質の優れたインターフェロンガンマ誘導性-
-
研究成果 2024年04月26日
指定難病「視神経脊髄炎」の炎症を正負に制御する免疫ダイナミクスを発見-好中球とT細胞制御を目指した新たな治療法に道-
-
研究成果 2024年04月26日
難治性卵巣がんの治療抵抗性を引き起こす細胞間の協調作用を発見~「がん関連線維芽細胞」を標的とした新しい治療法開発に期待~
-
研究成果 2024年04月15日
糖尿病性神経障害発症における細胞外基質の役割を解明-コンドロイチン硫酸の発現調節による症状軽減化と新たな治療戦略への期待-