大学院医歯学総合研究科の小野高裕教授が「IADR Distinguished Scientist Award」を受賞しました
本学医歯学総合研究科の小野高裕教授が,2018年7月25日(水)に行われたIADR(International Association for Dental Research)において,IADR Distinguished Scientist Awardを受賞しました。
IADRは米国に本部を置き,間も無く創設100周年を迎える世界最大の歯科系学術団体です。全世界に11,000名を数える会員があり,毎年行われる大会には5,000名を超える参加者を集めます。
IADR Distinguished Scientist Awardは、基礎から臨床までの17の研究分野において,分野の発展に貢献する卓越した研究業績を挙げた会員を毎年1名選ぶもので,小野教授はこの度Geriatric Oral Research(高齢者歯科学研究)の分野で受賞者に選出されました。この分野での受賞は,日本人で3人目となり,本学では同じく医歯学総合研究科の宮崎秀夫教授が2012年に受けています。
小野教授の専門は咀嚼・嚥下障害の客観的検査法と口腔内装置によるリハビリテーション技術の開発,さらには咀嚼機能の全身の健康との関わりに関する研究です。
今回の受賞は,小野教授の国際ジャーナルにおける論文業績が認められた結果であり,世界に先駆けて超高齢社会を迎えた我が国の高齢者歯科学研究の水準の高さを示すものです。
本件に関するお問合わせ先
歯学部総務課
電話 025-227-2804
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