龍涎香(りゅうぜんこう)の人工的な合成系を確立して、新しい薬理活性を発見しました
本学農学部(生物有機化学分野)の佐藤努教授・上田大次郎助教、歯学部の柿原嘉人助教、農学部の原崇准教授、国立科学博物館の山田格博士・田島木綿子博士らの共同研究グループは、マッコウクジラ由来の「幻の高級香料・漢方薬」である龍涎香の人工的な合成系を確立して、骨代謝改善とアルツハイマー病の薬剤につながる可能性がある新しい薬理活性を発見しました。龍涎香を香料や薬剤等として利用するための新たな道を拓く成果です。
本成果は、2020年11月12日付で、Scientific Reports誌に掲載されました。
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