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糸魚川市と新潟大学との連携協定に基づき、教育学部村山敏夫准教授による「ハンドルぐるぐる体操」を活用した交通安全啓発活動を開始しました

2020年11月19日 木曜日 トピックス

本学教育学部の村山敏夫准教授は、新潟大学と糸魚川市との連携協定に基づき、高齢者の安全運転を啓発する活動を開始し、2020年10月28日(水)に、村山准教授による一般市民を対象にした講演が行われました。
近年、糸魚川市内では、糸魚川警察署による安全運転の啓発活動などによって交通事故全体の件数は減少傾向にありますが、その一方で、高齢化の進行に伴い高齢者が運転する車の交通事故の件数は年々増加しています。事故の主な原因としては、アクセルペダルとブレーキペダルの踏み間違いや、とっさの出来事に反応できず運転操作を誤るなど、運転者の運動機能を原因の一つとする事故が多くみられることから、この取組が行われることとなりました。
講演の中では、交通事故にあわないためのポイントの説明の他、村山准教授と日産自動車との共同プロジェクト「安全な未来を目指す交通安全プロジェクト『トリトン・セーフティ・イニシアティブ』」の活動成果である「ハンドルぐるぐる体操」を活用した運動の実践も行われました。ハンドルぐるぐる体操は、村山准教授が取りまとめた高齢者約2,000人の運動機能データや車の走行実験などによる知見を活用し、簡単に誰もが実践できる体操として開発されたものです。参加した一般市民からは「簡単な動作だと思っていたことが、歳を重ねると難しくなると感じることができた良い機会となった」などの声が聞かれ、盛況のうちに開催されました。
今後も、新潟大学では交通弱者らに寄り添い、交通死亡事故ゼロや誰一人取り残さないダイバーシティ交通社会の実現を目指し取り組んでいきます。

講演を行う教育学部の村山敏夫准教授
「ハンドルぐるぐる体操」の様子

写真提供:糸魚川市

関連リンク

教育学部の村山敏夫准教授が日産自動車株式会社との共同プロジェクトでドライバーの安全走行を促進啓発する「ハンドルぐるぐる体操」を創作しました

本件に関するお問い合わせ先

研究企画推進部産学連携課
電話 025-262-7599

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