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ビッグデータアクティベーション研究センターとINSIGHT LAB㈱が新潟のオープンデータを集める「越後データプラットフォーム」の共同研究を開始しました

2020年12月17日 木曜日 トピックス

ビッグデータアクティベーション研究センターの山﨑達也センター長(工学部 教授)は、INSIGHT LAB株式会社(代表取締役:遠山 功 氏)と、新潟県の各種オープンデータを収集し、活用するための、地域に根ざしたデータプラットフォーム「越後データプラットフォーム」を構築するための共同研究を開始しました。

地方自治体などが提供するオープンデータを市民生活を向上させるために利活用する事例は、全国各地で数多く出始めていますが、形式が統一されていないデータをいかに簡単に正確に収集し、統合し、保管するかという点が、利活用を促進する上での最大の課題になっています。EXCEL、CSVなどデジタルデータで提供されていても、フォーマットも不統一で、内容も標準化されていなません。さらには、PDFや紙などのアナログデータで配布されている場合もあります。

国や地方公共団体だけでなく、気象庁や警察などの機関からの公開データや、交通・観光・医療・福祉などの民間企業からの公開情報などを、データ化し形式を統一して格納し、データ同士を結び付けて、誰でも自由に利用できるよう公開するという「Linked Open Data(リンクト・オープン・データ)」、略称「LOD(エルオーディー)」という概念をベースに研究していきます。

API連携(注1)で、いろいろな用途のアプリケーションに活用させていきたいと考えていますが、まずは、INSIGHT LAB㈱では、保育園や高齢者施設の空き情報を地図上に表示したり、不審者やクマ出没の目撃情報や、市町村のゴミ出し日の情報を自動的に発信できるアプリを開発中です。

新潟大学ビッグデータアクティベーション研究センターでは、日本酒蔵元が公開している、日本酒度や酒米種類や製造方法などの情報を収集する方法を研究しながら、日本酒に特化したデータプラットフォームを構築していく予定です。

(注1)APIとは、Application Programming Interfaceの頭文字です。
API連携とは、ソフトウェアにAPIという外部とやりとりする窓口を作り、外部アプリとコミュニケーションや連携ができる状態にすることです。

参考情報

 

越後データプラットフォーム概念図
越後データプラットフォーム概念図
クマの目撃情報の発信(例)
クマの目撃情報の発信(例)

本件に関するお問い合わせ先

ビッグデータアクティベーション研究センター
センター長 山﨑 達也(工学部 教授)
E-mail:yamazaki.tatsuya(at)ie.niigata-u.ac.jp((at)をアットマークに変えて送信してください)

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