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令和5年度卒業式を挙行しました

2024年03月25日 月曜日 トピックス

3月25日(月)、新潟市中央区の朱鷺メッセにおいて、令和5年度卒業式を挙行しました。

今回、学位記及び修了証書の授与を受けた者は、学部卒業生2,222人、大学院修了生683人、養護教諭特別別科修了生51人の合わせて2,956人と博士学位論文提出による学位記授与者7人でした。また、学部卒業生のうち、所属する学部の学位に加えて、特定の課題・分野における学習成果を認証する新潟大学独自の「副専攻制度」により認証を受けた者は33人でした。
式では、各代表者に牛木辰男学長から学位記、修了証書及び副専攻認定証書がそれぞれ授与されました。

その後、牛木学長から、卒業生・修了生に贈る言葉として「卒業・修了後もどうか新潟大学の理念「自律と創生」の精神を忘れずに、知的好奇心をいつまでも持ち続け、学ぶことを忘れずに前に進んでください。どこにいても新潟大学と絆を結びながら、未来のライフ・イノベーションのフロントランナーとして、さまざまな方面で活躍されることを心から願っています。」との告辞が述べられました。
これに対して、卒業生・修了生を代表し、農学部卒業生の白井久南さんから「私たちが新潟大学の学生として、勉学をはじめとした様々な活動を通して成長する機会を得ることができたのは、多くの方々のご協力があってのものです。ご指導いただいた先生方や先輩方、共に学んだ仲間たち、困難な時期にも支えてくれた家族、すべての皆様に改めて御礼申し上げます。」と答辞が述べられました。

卒業生、修了生の皆さんが、自信と誇りをもって社会に大きく羽ばたき、その前途が幸多きものになるよう、心より祈念しております。

卒業並びに修了、誠におめでとうございました。

学長告辞

学長告辞はこちら

卒業生代表答辞

厳しい冬の寒さも和らぎ、吹く風にも春の訪れを感じるようになりました。

本日は、牛木学長をはじめとする諸先生方、ご来賓の皆様のご臨席を賜り、このように盛大な式典を挙行していただきましたこと、心より御礼申し上げます。4年前には来ることのできなかったこの場所に、今日こうして集うことができ、大変嬉しく思っております。私たち卒業生一同、牛木学長からいただいた祝福と励ましの言葉を胸に、より一層精進してまいります。

今から4年前の春、新型コロナウイルス感染症の流行によって、社会は一変しました。未知の感染症による混乱の中で始まった大学生活は、先の見えない不安感があったことを覚えています。講義がすべてオンラインで行われる中、新たな人間関係を築くことや、学修を進めていくことに関して多くの困難を経験しました。先生方におかれましても、どのようにして感染症対策と研究・教育の両立をしていくか、試行錯誤の日々であったことと拝察いたします。
それから4年間かけて、感染症対策を行いつつも、様々な活動が徐々にできるようになっていきました。対面での講義が増え、部活動なども次第に再開していく中で、人との交流の大切さを改めて感じました。私が所属する農学部農学科フィールド科学人材育成プログラムでも、宿泊での実習や野外調査を行う中で、様々な分野に関心を持っている仲間と過ごすことで視野が広がり、野外のフィールドで活動する能力を得ることができました。今後、私は防災に関わる仕事に就きますが、そのために重要な能力と経験を得られたと考えております。

さて、先日の能登半島地震により、北陸地方は大きな被害を受けました。ここ新潟県でも液状化の被害が多発し、大学周辺でも割れた道路や傾いた電柱などがみられ、自然災害の恐ろしさを目の当たりにしました。被害が甚大だった能登半島では現在でも復旧作業が続いており、避難生活を送っている方が未だ数多くいらっしゃると聞いています。本日ここに集った皆様の中にも、ご家族やご友人が被災された方がおられるのではないかと思います。被災された皆様に心からお見舞いを申し上げます。また、世界に目を向ければ、国際情勢は悪化の一途を辿っています。ウクライナやパレスチナでは現在も戦闘が続いており、世界各地で紛争の火種が絶えません。このように、内外で困難な状況が続き、日々暗いニュースを目にすると、将来に対して不安になることもあります。しかし、「其の本乱れて末治まる者はあらず」と言うように、いたずらに心配するのではなく、自らを律し、日常を大切にして生きていくことで、よりよい方向に繋がっていくと信じております。

今後、私たちはそれぞれの道に進んでいきます。新潟大学で培った知識と経験を糧に、卒業生一同、平和でより良い社会のために貢献していくことを誓います。

最後になりますが、私たちが新潟大学の学生として、勉学をはじめとした様々な活動を通して成長する機会を得ることができたのは、多くの方々のご協力があってのものです。ご指導いただいた先生方や先輩方、共に学んだ仲間たち、困難な時期にも支えてくれた家族、すべての皆様に改めて御礼申し上げます。皆様のご多幸と新潟大学の更なる発展を願い、答辞といたします。

令和6年3月25日
卒業生代表
農学部農学科 白井久南

本件に関するお問い合わせ先

広報事務室
電話 025-262-7000

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