環太平洋ソーラー燃料システム研究センターを設置しました
新潟大学では、学部、研究科等の既存の学内組織にとらわれない本学の教員等のグループが、高度な大学教育プログラムの開発や卓越した研究拠点の形成を目指して行う教育・研究活動を、申請に基づき学長が認定するコア・ステーション制度を導入しています。
このたび、同制度の下、環太平洋ソーラー燃料システム研究センターを下記のとおり設置しましたのでご報告します。
事業の目的
環太平洋ソーラー燃料システムは、太陽集熱により水素等の燃料を製造し、サンベルト(豪州等)からの太陽エネルギーのタンカー輸送を可能とする大型次世代技術である。システムの実現には、我が国の産学官と豪・韓等の海外の拠点研究者を中心とする国際ネットワークを構築し、共同研究開発を推進することが重要です。本センターは、太陽熱に関する化学・機械・材料、さらに物理・農学・経営学等の新融合分野の国際研究拠点形成を目指すと共に、日豪韓の拠点研究者が中心となって開発ロードマップを作成、3国間の共通認識を形成し、3国の基盤研究設備を活用した要素技術開発、特に基礎研究から実証試験への橋渡しとなる国際共同研究を推進することを目的とします。最終的に、太陽熱水分解水素製造および天然ガス・石炭・バイオマス等との太陽熱ハイブリッドによる燃料製造に必要な技術開発とシステム設計、及びこれをサンベルトで大型実証試験する研究体制を構築することを目指します。
ビームダウン式太陽集光装置(宮崎大学との共同研究) |
本件に関するお問合せ先
広報室
電話 025-262-7000
FAX 025-262-6539
他のニュースも読む
-
研究成果 2024年05月14日
新規結核ブースターワクチン候補分子の提案-結核菌生来の翻訳後修飾を有する蛋白質の優れたインターフェロンガンマ誘導性-
-
研究成果 2024年04月26日
指定難病「視神経脊髄炎」の炎症を正負に制御する免疫ダイナミクスを発見-好中球とT細胞制御を目指した新たな治療法に道-
-
研究成果 2024年04月26日
難治性卵巣がんの治療抵抗性を引き起こす細胞間の協調作用を発見~「がん関連線維芽細胞」を標的とした新しい治療法開発に期待~
-
研究成果 2024年04月15日
糖尿病性神経障害発症における細胞外基質の役割を解明-コンドロイチン硫酸の発現調節による症状軽減化と新たな治療戦略への期待-