このページの本文へ移動
  1. ホーム
  2. ニュース
  3. 日露大学協会総会とその関連イベントを開催しました

日露大学協会総会とその関連イベントを開催しました

2021年09月29日 水曜日 トピックス

本学は幹事校として、2021年9月第3週に、「第3回日露大学協会総会(第9回日露学長会議)(以下、「総会」)」、ならびにその関連イベントを開催しました。日露を代表する大学の学長らがオンラインを介して集まり、両国の親睦を深めるとともに、大学独自の取り組みなどについて発表を行いました。

日露大学協会総会(日露学長会議)

「日露大学協会」は、日本とロシアの高等教育機関における大学間交流の推進、学生交流の増加などを目的とした、日露の大学による組織であり、2021年9月現在、日露計63大学が加盟しています。1年半から2年ごとに日露相互に総会を主催しており、第3回目となる今回は新潟大学を幹事校としてオンラインで開催され、日露の55大学から140名が参加しました。
9月16日(木)に開かれた総会では、本学牛木辰男学長、モスクワ国立大学ヴィクトル・サドーヴニチィ学長の挨拶の後、来賓として文部科学省丸山洋司文部科学審議官、ロシア科学・高等教育省ナタリア・ボチャロワ副大臣、上月豊久駐ロシア日本国特命全権大使、ミハエル・ガルージン駐日ロシア連邦特命全権大使から挨拶がありました。
次いで、北海道大学寶金清博総長及びモスクワ国立大学サドーヴニチィ学長から、日露大学協会の活動状況などについての基調講演が行われた後、「学生交流と専門人材育成」をテーマに、日露各3大学から先進的な教育交流の取り組みが紹介されました。本学の牛木辰男学長が進行役を務め、両国の多様な教育事例を題材に、活発な議論が交わされました。
総会の最後には、共同宣言(コミュニケ)が採択され、学生や若手研究者の交流促進、社会的要求や世界的課題に対応する科学技術やイノベーションを推進するため、異分野融合研究や産学連携を強化することが確認されました。そして、日露の友好関係や交流活動の進展に向け、今後も一層の努力を続けることが関係者間で合意されました。次回の総会は2023年にモスクワで開催される予定です。
(当日のプログラム等はこちら

 

意見交換の進行役を務める牛木学長
意見交換の進行役を務める牛木学長
コミュニケの採択(寶金北海道大学総長、サドーヴニチィモスクワ国立大学長、牛木新潟大学長)
コミュニケの採択(寶金北海道大学総長、サドーヴニチィモスクワ国立大学長、牛木新潟大学長)

日露学生フォーラム

総会の同一週内には、関連イベントとして、複数のオンラインフォーラムが展開されました。9月12日(日)及び13日(月)には、100名を越える日露の学生が参加して“Crossing All Boundaries and Sharing Your Ideas”をスローガンに「第3回日露学生フォーラム」が開催されました。
参加者はまず日露の文化、地域紹介、学生プロジェクトや地球課題などについて発表や意見交換を行う「文化交流セッション」に参加しました。学生自身がモデレーターを務め17名の学生から発表が行われた後、意見交換が行われました。その後、学生の希望に応じて「医歯薬学」「自然科学」「社会科学」「人文科学」のそれぞれの専門セッションに分かれ、各担当教員のコーディネートのもとでワークショップなどを行って専門分野の交流を深めました。2日目の最後には参加学生が再度集まり、各専門セッションの成果発表や日露の学生代表による総括が行われ、フォーラムは盛会の内に終了しました。2日間の英語による活発な意見交換を通して、参加学生からは、「大変有意義なフォーラムで多くの友人を作ることができた」「次は対面でこういったイベントに参加したい」と言った声が多く聞かれました。
なお、この学生フォーラムについては、日本側代表として本学医学部4年生の栗山大樹さんが前述の日露大学協会総会において成果発表を行いました。
(当日のプログラム等はこちら

 

挨拶する日露の学生代表(左:新潟大学 栗山大樹さん、右:モスクワ国立大学 エカテリーナ・ジマコーワさん)
挨拶する日露の学生代表(左:新潟大学 栗山大樹さん、右:モスクワ国立大学 エカテリーナ・ジマコーワさん)
日露学生フォーラムの参加者
日露学生フォーラムの参加者

日露学術フォーラム(医学教育)

このほか、日露の研究者、科学者らが専門知識を持ち寄る「学術フォーラム」も開催されました。本学は9月15日(水)に「医学教育」をテーマにフォーラムを主催しました。
フォーラムでは、本学染矢俊幸医学部長らによる開会挨拶の後、本学牛木辰男学長と新潟県労働衛生医学協会成澤林太郎医師らによる日露医学交流のこれまでの歩みについて基調講演が行われました。その後、「学部教育と国際交流」「大学院教育と研究」のテーマ別に日露計11名の研究者から国際教育の最新事例や最先端の研究成果の報告が行われました。
(当日のプログラム等はこちら

 

開会挨拶を行う染矢医学部長
開会挨拶を行う染矢医学部長
基調講演を行う牛木学長
基調講演を行う牛木学長

本件に関するお問い合わせ先

留学交流推進課
電話 025-262-6935

他のニュースも読む